急性骨髄性白血病で人生初の入院〜移植〜再発闘病日記

44歳まで入院経験のなかった私の、急性骨髄性白血病闘病記

まさかの首から!?初めての手術室。ー入院1日目ー

はじめまして、めぐみAMLと申します。

ちょうど1週間前、ほぼ無症状ながら「急性骨髄性白血病」の診断を受けました。

 

父のがん(予後のいいがんで今も元気)を経験したこともあり、遺伝はないとしても「2人に一人ががんになる」と言われる時代、自分もなるかもしれないという覚悟はいつもどこかでしていました。


父を見ても、がんと一口に言ってもいろんな部位に発生するわけで、その場所によってずいぶん状況は変わる。

がんになる覚悟はできているけど、できるだけ予後のいいがんだったらなあ…
そう思っていた私にとって、白血病は予想外でした。

 

さて、そんな風にがんになる覚悟をしていた私なので、もし自分がなったら絶対闘病記を書こうと決めていました。
私自身も、自分や大切な人が病気になったとき、経験者の方のお話をたくさん参考にさせてもらってきたので、父のときもがん患者の家族としてブログを書いていました。

 

時系列に書きたかったので、診断を受けた日から書きはじめるつもりでしたが、たった1週間で仕事を引き継ぎ、入院準備を整えるって…
まったくブログ書く余裕がないまま入院となりました。

ということで、診断を受ける前から入院までは今後書いていきたいと思います。

 

今日の入院時間は13:30。

市内に住む両親だけでなく、近隣の市に住む叔父と叔母もお見送り?にきてくれました。
院内のカフェテラスでしばしの別れをして、いよいよ私にとって人生最大の修行の場へ。

 

早速、医師、看護師さんがきてもろもろの説明と署名祭り。
メインは、大学病院なので私からとった血とか骨髄の残りをいろいろ研究に使わせてね、とか、さらに他の機関に提供してもっとすごい?研究してもいいですか?とかそういう類かな。
自分が痛い思いを余計にするとかでなければ、医学の進歩への協力はまったく問題なしです。

 

そして…まあ今日はいくつか検査やってって感じかな…と思ったら、このもろもろの説明の中で

「手術室で静脈にカテーテルを挿入します」と…。

 

「しゅ、手術室~!?」

今回の治療は今のところの計画では、抗がん剤のみで手術には縁がないと思っていたのですが…
しかも首とかいたそ~
他のがんの経験者から聞いたのは普通の手の点滴だったんですけど、この病気の場合通常より多めの投与だからということもあるそうです。

でも、もう骨髄穿刺も経験したし、骨髄明日もやるし、これだってやるしかない。

手術の経験ももちろんないので、大手術ではなく、手術室に入れたのもいい経験かな。

医療モノは昔から好きなので、緊張と興味が入り混じってよくわからん感情に。
開始前は心拍100に届くくらいまで上がりましたが、麻酔の痛みのヤマを越えたあたりから無になりはじめて、60台まで落ち着きましたw
ずーっと心拍とか酸素飽和度が出ているモニタをひたすら見ていました。

後半は先生が「情熱大陸」の曲を流してくれて、「医療ドキュメンタリーの主役みたいだね」とか話す余裕も。


でも首に異物あるし、違和感というか軽い痛みはあるなあ…これずっと入ってるのか。

終わった後は念のため、車いすで病室に戻る。
これさえも初体験。

やっと荷ほどきしてたらあっという間に晩御飯。
病院食もまた初体験。

先週診断を聞いてからさすがに食欲が減りぎみでしたが、病院食はおいしく完食w
物珍しさというか…ちょっと楽しみにしてたんですよね。
飛行機でのエコノミーの機内食も楽しめる派ですw

 

今夜は、

五目御飯 140g
さばの塩焼き 70g(with レモン・大根おろし
菜の花だし煮
春雨サラダ

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ちゃーんとあたたかくて、味も薄めだけど私には十分おいしくいただけました。

 

おいしくといえば…昨夜、地元のうなぎ屋に買い出しに行ったうなぎはやはりおいしくて、直前まで食べられるかなーと思ったけど、やっぱりおいしいものはちゃんと食べられるんですね。
今は体調が悪いわけではないし、やはり気分的なものだから。

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さて、明日も午前中中心に予定がいろいろ。
忙しいのはいいことです。

明日の骨髄穿刺も痛くありませんように…