急性骨髄性白血病で人生初の入院〜移植〜再発闘病日記

44歳まで入院経験のなかった私の、急性骨髄性白血病闘病記

パンドラの匣 ー入院②-16日目(通算62日目)ー

土日祝はさんでの4日ぶりの採血。
まだ白血球はあがってきてませんでした。

(左から、今日←9/17←9/15←入院前)

白血球         0.1 ←  0.1 ← 0.2  ← 14.8(基準値3.3-8.6)
赤血球      2.31 ← 2.70 ← 2.29 ← 4.34(基準値3.86-4.92)
ヘモグロビン      7.4 ←  8.5 ← 7.3  ←  2.3(基準値11.6-14.8)
血小板      3.5 ←  3.2 ← 6.1  ← 9.3(基準値15.8-34.8)

CRP         0.48 ←  0.72 ←    ← 9.3(基準値0.00-0.14)

 

今「骨髄抑制真っ最中」で、今日は予定していた血小板だけでなく、上記結果を受けての追加だと思いますが、赤血球の輸血もしてます。

白血球は「抗がん剤投与後1~2週間で最低値になり、1~2週間かけて徐々に回復していきます」ということで、1週間も幅があるんで、投与終了後1週間ちょっとたった今そろそろ期待しちゃうんですが、先生に聞いたらまだ上がってこなくても気にしなくていいそうです。

今回のほうがV字回復しやすいとも聞きましたが、あくまでもそういう人が多いということだし、前回のように白血球の数値に一喜一憂しないようにしないと。

せっかく今回は今のところ不安な気持ちが少なく済んでいるのだし。

さて、今日は本を一冊ご紹介。

前回動画メインのつもりで本はほとんど持ってきていなかったのですが、視聴だけでは飽きてしまうので今回は数冊持ってきました。
父から借りたものと、自分の本棚から昔読んでいたものを。
もう何年も車通勤で読書をすることなんてなかったんですよね。

学生時代太宰治にかなりハマった時期がありました。
それで太宰を数冊もってきましたが、最初に読んだのが「パンドラの匣」。


この話は、結核を治す道場のような病院に入院している若者が友人に宛てて書いている書簡の形式になっていて、改めて今の状況で病院で読むと、同じ長期入院者という親近感がありました。