急性骨髄性白血病で人生初の入院〜移植〜再発闘病日記

44歳まで入院経験のなかった私の、急性骨髄性白血病闘病記

感慨深い散歩 -一時退院②-2日目

昨日午後退院してきて、今日2日目。

 

実は前回もだったのですが、一時退院中半日だけ在宅勤務させてもらっています。

日頃から仕事好きなほうだと思いますが、1ヶ月おきでも、ちょっとでも仕事に触れていたいということや、少しでも日常を感じたいということもあります。

なので社用PCが使えない入院中も、私が現場リーダーということもありますが、困ったことがあればいつでも個人メールに連絡してねーって、半ばおねだりしてwメンバーのフォローをささやかながらさせてもらっています。

 

午後は実家で父を乗せて母をパート先に迎えに行き、買い物をして帰って遅めのランチ。

 

やはり入院中も前よりは食べられていたので、前回の一時退院時より体調もいいし、食欲もあります。

とは言っても通常時の量にはまだまだ戻っていないので、おいしいのだけど食べるとなかなか消化しない感じ。

でも夕飯はリクエストのすき焼きを作ってもらうのでおいしく食べられるように、また、次の入院はかなり体力が落ちるので、少しでも体力戻しておこうと思い、郵便ポストに行くついでに少しまわり道しながら疲れないところまで歩いてみることにしました。

 

実家のまわりなので、健康なときも祖母と父と散歩することもあったし車でも通るところだけど…なんだか今日は1人だったこともあり、変に改まって色々思いました。

 

徒歩数分の神社に差し掛かり…

せっかくだからとぐるっと鳥居側に回って境内に入り治療の苦痛の軽減と病気の治癒をお参り。

この神社、ここ数年は祖母も歩くのが困難になり、家から近いということで毎年の初詣先でしたが、敷地内に児童館があるんです。

普段の初詣のときなんかはあまり意識してませんでしたが、ふと窓から中を見て、幼い頃遊んでいた自分に一瞬思いを馳せてみたり…

 

そこから家に戻れば数分ですが、もう少し歩けそうだったので前なら余裕で歩いて行っていたドラッグストアを折り返しの目標にしてさらに進み…

 

その途中通り過ぎる一軒の居酒屋さん。

15年くらい前まだ実家に住んでた頃、当時好きだった人(今の彼ですが)が近所と知り、そのへんにしては少し小洒落てたし、彼も気になってたということで初めて2人で飲みに行きましょうとなったお店。

結局別のお店に行ったのですが、あの頃のドキドキしてた気持ちをふと思い出したり…

(その割に、戻りは祖母がデイサービスから帰ってくる時間になりそうで早足だったので当時の彼の家の前は何も感じず素通りしましたがw)

 

なんか普段気にしてなかった何気ないことにこんなふうに感慨深く?なってしまうのは、いよいよ移植が間近なこと、そのリスクの話を昨日親ともして、私のほうが長く生きられないかもしれないとかって覚悟みたいなものをしたからだと思います。

 

一方で「どんなにつらい治療でも一生続くわけじゃない。数ヶ月後にはまたこの道を歩けるんだ。」とも思いました。

 

1ヶ月ぶりにApple Watchをつけて、今の体調で思ったより歩けて、1人感慨に浸って…悪くない散歩でした。