検査は突然に… ー入院③-3日目(通算80日目)ー
月曜に予定通り入院しました。
入院当日からすでに残りの移植前検査が予定されており…
外来で行った検査
移植前検査と移植前覚悟 -一時退院②-5日目 - 急性骨髄性白血病で人生初の入院日記
の残り、
・CT(上半身)
・造影MRI(頭頸部)
を行い、病室に戻ってきたら「腰椎穿刺」の同意書がそっと置かれていて
『こんなんやるって聞いてへんわー!』と思っていたら、夕方先生が部屋にきて…
まあやるしかないですよね。
同意書にサインをしたら「明日(火曜)にやろっか」って言ってたのですが…
昨日(火曜)は放射線治療前のからだのサイズ計測のためのCT検査が予定されていたのですが、朝ごはん終わったら急に呼ばれ、その後口腔外科にも急に呼ばれ、その後は夕方になっても音沙汰なかったので「腰椎穿刺は今日はもうないだろう」と思ってたら、17時頃に「やりますか!」と突然登場。またフェイントです💦
これまで何回かやった「骨髄検査(穿刺)」は「腰椎穿刺」と間違われがちなのですが、「骨髄検査」は「マルク」と呼ばれ、「腰椎穿刺」は「ルンバール」と呼ばれ別物なんですね。
別物なのは、骨髄検査をやってから知ってましたが、いざ腰椎穿刺をやるとなって「なんのためにやるんだ?」「いつもの場所からとれないの?」と思ったんですが、採取するものが「骨髄液」と「髄液」ってまた名前が似てるからよけいややこしくて…
骨髄検査は私たちのような血液の病気になったらついてまわる検査で、すでに3回やってますが、治療後またやるし、退院してもたまにはやるのかなー…
「骨髄」を採取して「造血機能や血液疾患の原因、さらに腫瘍細胞の有無など」を調べます。
一方「腰椎穿刺」は、背骨の真ん中より下のほう(原則として第4腰椎付近)から「髄液」を採取するんですが、この「髄液」ってのは脳関係?のことを調べるためにみるようで、脳脊髄液という脳と脊髄の周りにたまっているものを採取して、細菌や異常な細胞、脳や脊髄の病気がないかを評価するようです。
今回私が移植前にやるのは、白血病細胞は脳にはあまりいかないとされているそうですが、念のため脳にいないか、また、今後脳に再発しないように採取しただけでなく薬を注入したそうです。
骨髄検査はうつ伏せでやるんですが、腰椎穿刺は丸くなるんですよね。
なんか、やったことがないこともあり、似てるようだけど怖い…
でも刺してる針は骨髄のときのほうが全然太いんですけどね。
結果…いつものようにいたいいたい言いましたが、やはり絶叫レベルではなく、骨髄検査とあまり変わらないレベルかなー。
(骨髄検査は私的には最初の麻酔がちゃんと効いていれば、一番痛いのは麻酔を入れるときという感じ)
これでまた一つ乗り越えました…あ、結果も今の段階で脳に白血病細胞はいなかったそうです。
その結果を今朝の回診のときに聞いてその後話していたんですが、私は初回の寛解導入療法の抗がん剤の副作用で、40℃超える発熱と腹痛を伴う下血があったんですが
「水様便~下血」「高熱」「輸血」「麻薬」ー入院10日目~16日目ー - 急性骨髄性白血病で人生初の入院日記
その後振り返って話に出ると看護師さんも「あのときは大変でしたねー」とみなさん言っていたり、このまえも先生と話していて「あのときは敗血症になりかけてたかも」なんて後で言っていたり…
自分が思っていたよりも大変な状況だったみたいです。
もちろん1週間ブログ書けてなかったし、読み返すと昼も寝ていたみたいなので、記憶なくすほどきつかったんですかね…
でも過ぎてみたら、嘔吐するより全然私的にはマシで。
で、この時より今度の治療はきついか聞いたら、移植(前処置含む)の影響で下痢は結構するみたいですが、下血までいく人はそんなにいないそうで…
まあ、前の治療でもそんなにない下血してるんでなんとも言えないですが、あれくらいなら耐えられるかなーと。
とにかく、今度の治療も吐き気・嘔吐を極力避けたい。
他の症状ならがんばれる気がするのよね。
で、回診の終わりに「もう検査は全部終わりですかね?」と聞いたら「そうだねー」とか言ってたのに、お昼前に「食事終わったら婦人科に呼ばれてます」って…おい!
またフライングかよっ!しかも婦人科…
『内診あるのかなー…』と、何度も経験はありますが、なんか初めての病院だとちょっとドキドキしながら行き、3月に検診して異常なしだったとアピールしたけど「がん検診もします」と言われ、嫌な予感してたら、子宮体がん検診も…!
これまでの内診で経験していない奥地に入るという、激痛と噂を聞いてきた、できれば一生縁なしでいきたかった検査…
でも仕方ない。
まあ、やってみたら想像よりは痛みは少ない気がしましたが、でも痛かったな。
また一つ大人になった…
昨日の腰椎検査といい、この先の治療とどっちが苦痛かな?と思ったり。
まあ検査は短時間だからな…
でも、今日無菌室にも移ったし、治療開始は刻々と近づいています。
やるしかない!
無菌室のレポートはまた明日!