急性骨髄性白血病で人生初の入院〜移植〜再発闘病日記

44歳まで入院経験のなかった私の、急性骨髄性白血病闘病記

移植前処置1日目・放射線全身照射 ー入院③-8日目(通算85日目)ー

土日明けて、いよいよ今日戦いの火蓋が切って落とされました。

なんとなく響き的に今回の治療を「インディジョーンズ~最後の聖戦」と呼んでいますw(若い人にはわからないかしら)

 

そう、ある程度の覚悟は必要だけど、抗がん剤だけならまだ数回の入院が必要なところ、今回移植の運びとなったのでこれが無事終われば、一応最後の入院ということになります!その事実はかなりモチベーションにつながっています。

金曜はシビアな話を聞きましたが、土日回診にきてくれた先生は、いつもの「調子はどうですか?」の問いに私が「はい、元気です…今は。」と来週からの治療に不安を見せて言うと「そんなにきつくないですよ。もちろん楽ではないですが。」と言ってくださって、放射線は台がかたくて腰が痛いくらいだし、抗がん剤も初回が一番きつかったっておっしゃる方が多いと話してくれたので、治療前の週末気持ちを保てるか心配でしたが前向きに考えられるようになりました。

ということで、今日から日曜までの7日間移植前処置を行うわけですが…

今日から水曜までは、放射線治療。朝と夕の2回で、朝は8時からとまあまあ早い。
いつもだと朝食が8時すぎなので、8時ギリギリまで寝ていますが、8時には放射線科に行っている感じです。

治療としては、以下リンク先の「リニアック室3」の部屋の感じが一番近いかな(私はがん研有明ではないので)、まあレントゲンとかもそうですが、寝台が固いので、もともと反り腰なうえに痩せてお肉のクッションがなくなり、腰骨があたって痛いのでタオルをはさんでもらいましたが、先生が「(つらいのは)腰が痛いくらいですよ」と言っていたのがわかりました。

放射線治療装置|放射線治療部|がん研有明病院

さらに約30分じっとしているのはなかなか大変。寝れればと思っていたけど、電気が思ったより煌々とついているし、硬くて眠れない。起き上がるときは腰や膝の関節が固まって狭い寝台で一人では起き上がれません。

放射線ってなんか体を通り抜ける?イメージで上からだけでいいのかと思ったら、表裏照射するんで(全身照射だけかな?)さっきのリンクにあったあの大きい機械がグイーンと回って、私の寝台がせり上がって、下からも、上下でそれぞれゆっくり10分ほどかけて2往復、計4往復で終了という感じです。

照射前に、吐き気止めとアレルギー予防の点滴を入れますが、ちょうど今夕方の2回目を終えて戻ってきた感じでは、特に症状はなく、今日もエアロバイクとラジオ体操を問題なくこなしました。

治療の影響が出る人は1回目から出る人もいるそうなので、1回目のあと半日たっても今のところ大丈夫そうなのでこのまま大丈夫だったらなと、きっとそうだとあまり考えないようにしています。

さて、治療前なので特に変動はありませんが…久々今朝の採血結果。

(左から、今日←10/12←10/6←入院前)

白血球            3.6 ←  4.5 ← 2.0  ← 14.8(基準値3.3-8.6)
赤血球      3.04 ← 2.77 ← 2.56 ← 4.34(基準値3.86-4.92)
ヘモグロビン   10.3 ←  9.0 ← 8.0  ←  2.3(基準値11.6-14.8)
血小板    31.9 ←  58.4 ← 37.2  ← 9.3(基準値15.8-34.8)

ほとんどが基準値内なのになあ…ってまたつい思ってしまうw
でもこのままだとこれもそう長くはきっと続かない!
これがずっと続いて正常な造血をする体にするため、一度この数値を激減させて新たに生まれ変わるんだ!!